ほりすてぃっくうぃずだむ

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Mリーグ2019の推しチームを決めたお話。他しろーとの余談。

続いてねえじゃねえか!
ということで性懲りもなくMリーグの話です。

ドラフト終わりましたねえ。
個人的には思うこともあるんですが、「納得いかねえ!」みたいなところまでは思っていません。というか、思う知識もないんですが。
ただ、やっぱわからないなりには「こういうのが見たい!」というような欲求?希望?のようなものも、昨シーズン通してみて生まれていたりもして、そういうのをつらつら書きたくなったのです。

で。昨シーズンのMリーグを観ていて、どういったところを面白いと思ったのか、特に選手構成っていうくくりで、自分の嗜好をよくよく考えてみると、「コンセプティブ」であることと、それが「自分にどう刺さったのか」というところがポイントになるのかなって感じでした*1
「コンセプトを感じ取れ、それが好みに合う「チーム」は何処なのか」。

結果、「チームとして応援したい」と思っている、まあぶっちゃけ要は「2019シーズンはこのチームのサポーターとしてMリーグを観たい」と思っている「本命チーム」は、セガサミーフェニックスだなと。
そもそもセガサミーフェニックスに対しては好感度高いんです。ずっと書きたいと思っていて、書けていない話、というのは、「近藤誠一選手がMリーグを面白いと思わせてくれた」という話と、まあ他いろいろの話*2なんですが、共通するのは「麻雀とは如何に苦しいゲームであるか」、FriskのCMで言う「Idea Pain」ならぬ「Mahjong Pain」的な話でして。なので、「魚谷選手の苦渋の白切りと涙」も含まれていたりしますが、まあとにかく、そういった「2018シーズンを通して、セガサミーフェニックスが見せてくれたモノ」そのものに対しての好感度が高いんです。
その中でのドラフト結果が、和久津晶プロ。いやあ、どこまでも我が道を往く感。「各々の個性を見てほしい」、なるほど確かに全員おそらく異なる個性を持ち、その集合として正しく「個性派集団」と呼ぶにふさわしい、というか他に形容できません。このチームが一体何を起こすのか、めちゃめちゃ興味が沸きます。そこが「刺さった」。「チームとして」応援していきたいと思えるチーム。自分にとっては、セガサミーフェニックスがベストアンサーだな、と。

また、個人的に、特筆して「そのコンセプトを支持したい」と素直に思ったのは、Abemasです。
確実に「今の麻雀界*3の中心人物」であろう多井選手を核に、多団体から、若く、発信力のある選手を集めているな、という「コンセプト」を感じています。今回のドラフトでの獲得は日向藍子プロでしたが、そう高くない自分のアンテナでさえ感知できる発信力は強力であるはずで、またそのキャラクターからも、納得の人選というほかありません。きっとチームの雰囲気もかなり良いなかで参戦するんではないかと思いますし、それを見るのは純粋に楽しみです。
監督コメントから、「各団体から選出」というワードも出ましたが、Mリーグ自体が、「多団体を跨いでプロリーグを構成する」ことを目的の一つとしている中で、それをきっちりトレースしていることも、そのコンセプトに好感度が上がっています*4

Abemasもそうですし、雷電KONAMIも、「好き」と言えますし、新規参入であるKADOKAWAサクラナイツもこれからどうなっていくのか興味深いですし、ドリブンズ、風林火山、Piratesも、それぞれに観たい部分がある*5のですが、「応援しつつも、しかしウチと当たったら負けないぞ」という気持ちでいるのが、非常に面白そうだな、という感じでいます。
2019シーズンが楽しみだなあ……。「チームサポーターとして」見るMリーグがどういうものか、まだわからないですけども。

以下余談

余談1。
今回のドラフトで、自分でも意外に思ったのが、「4人目を取らない」選択について「引っかかりを覚えた*6」ところです。
ルール上問題ありませんし、その選択の理由についても理解ができる。それも一つのコンセプトでしょう。「にもかかわらず」意外なほどそれを咀嚼できなかったんですね。
なんでだろう?とよく考えてみると、どうやら自分は「Mリーグを通して新しいプロを知りたい」「新しいプロが選手となることで何が起きるのかを見てみたい」と思っていたのだな、ということに気づきました。その線でも、セガサミーフェニックスはインパクトが強かったなあ、と。
サクラナイツ、雷電風林火山はそれぞれ4人目の指名を見送っていますし、PiratesもAbemasも「従来路線通り」、ドリブンズは意外性はありましたが路線的にはなるほどと思えるもの、となると、やはり自分はどうも「ワクワク感」に惹かれたようです。

余談2。
選手選考について。余談1を通して思ったのですが、「4人!?足りない!3人なんて!?」みたいなこともありまして。
「指名されたプロの団体に偏りがある!」という意見も目にしたのですが、結局のところ「取りたい人はいるんだが欲しい順から取ると漏れる」という話も見かけたりして*7ね。やっぱり1チーム5人8ないし9チーム、40~50人くらいは見てみたいな、みたいな*8
夢物語かも知れませんが、個人的にはリーグ戦ももちろん、トーナメント戦、それこそ咲のインハイじゃないですが、先鋒・次鋒・中堅・副将・大将の団体戦みたいなものを見てみたいとか。Jリーグだってトナメ戦やってるでしょ。ああいうのありなんじゃないかって思うわけです。
まあとにかく、一つにはMリーグ、というか各チームが拡大することによって、「いろんな選手が参入できる未来」があるんじゃないかって思うわけです*9

余談3。
団体とプロについて。まあ、余談2にも書いた「団体の偏り」ですね。
いろいろ思うところはあるのですが、まとまりませんねー。いつか機会があったら。ただ、おそらく「麻雀の能力」「発信力」「タレント性」とかそういう要素をグラフにしたときに「こういう形の人を取りたい」みたいなものがあったとして、少なくとも「発信力」や「タレント性」については、やっぱり連盟って優位なのかな、という気はしなくもないです。
やっぱ麻雀格闘倶楽部って大きいよ。まあ、自分自身がゲーセンに入り浸っているタイプのゲーマーで、そのうえMFCのほうが扱い大きいことが多くて、プロの露出も多く見える、という要素は否定しませんが。
麻雀の対外発信って何があるんでしょうね?でもあるいはそういうところに何かあるのかも知れない、とぼんやり思っていたりしました*10。まとまりなし。

*1:怒られるかも知れませんが、いわゆる「麻雀が上手いかどうか」は、正直ポイントに入りませんでした。だって、皆さん俺よりどう考えたって上手いでしょ。実績などの話は当然あるでしょうが、それを前面に押し出してしまえば、今のMリーグでは「バンディエラ(育成あがりの中心選手)」というスターは産まれることはあり得ません。そういった「Mリーグからスターを産む」こともまた、その使命であるはずです。

*2:瀬戸熊選手の負け姿に凄く感動させられた話、高宮選手に対して神様があまりに怠慢である話、白鳥選手のリベンジが今すぐ観たい件について、他

*3:〇〇界という言い方は個人的に好みではないんですが、わかりやすいので仕方がありません。

*4:今回のドラフトでも話題になりましたが、連盟所属プロ「ばかり」であることそれ自体を批判するものではありません。念の為。

*5:2018シーズンを、「Mリーグ全推し」としてフラットに見ていたので、特にこのチーム!というのがなかったのです。その中で、白鳥選手からAbemas、瀬戸熊選手から雷電、高宮選手からKONAMI、という「特に好きなチーム」が生まれていますが、「サポーター」となるうえではかなり迷いました。

*6:それも、本当に意外にかなり強い引っかかりでした。反感、とまではいかないまでも、「なんで!?!?」くらいは思った。

*7:KONAMIがそういう趣旨のtweetしてましたね。

*8:とはいえ単純計算でも400万5人からの予算がかかるわけで、果たしてMリーグに数千万の予算を投じてもかまわないのか?リターンがあるのか?というお話しは当然にあります

*9:そもそもの人数が増えると、メンバー1人1人への依存度が下がるので、そうなると契約によるメンバーの入れ替え、要するに移籍とかも捗るようになって、いろいろ面白いんじゃないかとも思います。

*10:その意味で、ドラフト直後のPラボをチェックしましたが、面白かったですね。企画というよりトーク部分が(はっきり言ってしまうけど)。そこで話の出た「あいうちむチャンネル」はとても面白いアイディアなのかなという気はしました。